耳科領域
概要
耳科領域ワーキンググループでは、第1期(2016年から2018年)では術者によって異なるさまざまな手術手技を多くの若手耳鼻咽喉科医が学ぶ機会を提供すべく京都大学および関連施設での耳科学を専門とするメンバーで、手術手技研究会の実施や手術見学、解剖実習などを実施してきました。2018年からの第2期では2つの前向き研究を行っています。1つは、耳科治療が生活の質に与える影響について質問紙を用いた研究を多施設共同研究として実施しています。また、2020年に始まった新型コロナウイルス感染症の流行に対応して、耳科手術を安全に行うための術中試料を用いた多施設共同研究を展開しています。
メンバー(所属は就任当時)
2016年~2018年
座長
高木 明(静岡県立総合病院)
グループメンバー
佐藤 進一(倉敷中央病院)
平海 晴一(岩手医科大学)
堀 龍介(天理よろづ相談所病院)
和田 忠彦(関西電力病院)
岡野 高之(京都大学)
山本 典生(京都大学)
2018年~
座長
内藤 泰 (神戸市立医療センター中央市民病院)
グループメンバー
藤本 康子(京都逓信病院)
木谷 芳晴(静岡県立総合病院)
堀 龍介(天理よろづ相談所病院)
岡上 雄介(天理よろづ相談所病院)
山田 光一郎(日赤和歌山医療センター)
和田 忠彦(関西電力病院)
山崎 博司(大阪赤十字病院)
金沢 佑治(滋賀県立小児保健医療センター)
道田 哲彦(神戸市立医療センター中央市民病院)
岡野 高之(京都大学)
山本 典生(京都大学)
活動内容
1.手術手技研究会
➀ 第1回:鼓室形成術I型 2016/7/16
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- 神戸市立医療センター中央病院耳鼻咽喉科部長 内藤 泰先生
- 静岡県立総合病院耳鼻咽喉科部長 高木 明先生
- 関西電力病院耳鼻咽喉科臨床顧問 岩永 迪孝先生
- 鷹の子病院 中耳手術センター長 柳原 尚明先生
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② 第2回:耳科手術の工夫 2016/12/17
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- 当科における鼓室形成術I型について 山田 光一郎先生
- 内視鏡下の接着法とI型 堀 龍介先生
- 鼓膜の広汎な癒着への対応 岡野 高之先生
- 側頭骨再建手技について 金井 理絵先生
- 当科における乳突腔障害に対する外科治療 和田 忠彦先生
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③ 第3回:アブミ骨手術 2017/7/22
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- 神戸市立医療センター中央市民病院 内藤 泰先生
- 天理よろづ相談所病院 堀 龍介先生
- 京都大学医学部附属病院 山本 典生先生
- 関西電力病院 和田 忠彦先生
- 静岡県立総合病院 高木 明先生
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④ 第4回:若手医師による耳科手術 2017/12/16
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- 錐体部真珠腫の治療経験 吉田 尚生先生
- 鼓膜形成術後再穿孔に対し鼓室形成術I型を施行した一例
藤村 真太郎先生 - 若手の人工内耳植込術 山本 亮介先生
- 術中髄液漏症例 佐藤 進一先生(術者 吉田充裕先生)
- 私の鼓室形成術I型 関川 奈穂先生
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2.解剖実習
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- Wet boneの実習(入局2年目対象)
- Dry boneの実習(京大病院後期研修医対象、年2回)
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3.他施設手術予定の情報提供・共有
➀.手術カレンダー試験運用(Googleカレンダー使用)
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- 静岡県立総合病院、天理よろづ相談所病院、関西電力病院、京都大学
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4.新型コロナウイルス感染症の流行下において、耳科手術を安全に行うための中試料を用いた研究
5.耳科治療が生活の質に与える影響についての研究
6.耳科希少疾患の調査