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頭頸部癌

研究内容

1 研究内容

国立がん研究センターを中心としたJCOG(日本臨床腫瘍研究グループ)に所属しており、数多くの多施設共同臨床試験を行っています。また、京都大学およびその関連病院においてワーキンググループを作り、多施設共同の臨床研究および論文報告を行っています(図15)。基礎実験においては、臨床サンプルを用いた頭頸部がんに対する新規バイオマーカー探索や、患者さんの癌組織を免疫不全マウスに移植することにより患者腫瘍組織移植モデルの作製に取り組んでいます。

舌リンパ節転移(左)をきたす口腔がん症例は予後不良であることを京大病院および関連病院での多施設共同臨床研究で示しました(右)。多施設で症例を蓄積することにより、希少がんにおけるエビデンスを構築することが可能です。

Kikuchi M, Harada H, et al. Lingual Lymph Node Metastases as a Prognostic Factor in Oral Squamous Cell Carcinoma-A Retrospective Multicenter Study. Medicina (Kaunas). 2021 Apr 12;57(4):374. doi: 10.3390/medicina57040374. PMID: 33921486; PMCID: PMC8070109.


2 頭頸部癌に対する新規バイオマーカー探索研究

患者様よりご提供いただいた臨床サンプルを用いて頭頸部癌に対する新規バイオマーカー探索研究を行っています。また、患者様の癌組織を免疫不全マウスに移植することにより患者腫瘍組織移植モデルの作製に取り組んでいます。