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関連病院・研修プログラム

関西を中心に23カ所の関連施設があり、6つの基幹病院を中心にこれらの施設を組み合わせた研修プログラムを作成しています。どの施設、プログラムも日本有数の診療実績を有していることに加え、熟練の指導医や研究環境など、魅力ある特徴を備えています。個々の関心ある領域はもちろんのこと、生活背景やキャリアプランニングにあわせて、非常に柔軟な体制のもと研修を行うことができます。

耳鼻科入局を見据えたスーパーローテート

そこで、当科への入局およびその後のカリキュラムについて下の図にまとめてみました。

まずスーパーローテート2年目は通常、耳鼻科及びその他の耳鼻科関連の科の選択ローテートに充てられています。期間・選択科目数は病院により多少差がありますが、京大病院の場合最長11ヶ月間を選択ローテートできます。

京大耳鼻科への入局を考えている方で、2年目のローテートが京大病院の方は、少しでもスタートを早める意味で、ぜひここで耳鼻科と耳鼻科に関連の深い科を選択されることをお勧めします。またローテート2年目が京大病院以外の方でも、当科の関連病院がローテート先で、かつ耳鼻科が選択可能な場合はぜひ選択してください。

初期研修の検収目標についてはこちらのページを参照してください。(関連病院でのローテートについて不明の点は、医局長()までお問い合わせ下さい)。


3年目以降は、専門医試験に向けて

次に、2年のローテートを終えて当科に入局してからのスケジュールです。京都大学の耳鼻咽喉科専門研修プログラム(京都大学・地域中核病院ネットワーク耳鼻咽喉科専門医育成プログラム)では原則として1年目は耳鼻科医としての初期研修の意味で(スーパーローテートで耳鼻科を選択された方は更にそれを発展させます)、大学研修をつみ、2年目からプログラムに参加している21の関連病院のいずれかで研修を行います。

大学病院では、初期研修とはいっても、既にスーパーローテートの一般外科で結紮・縫合などの基本手技は習得されているわけですから、ここでは気管切開・扁桃摘出などの耳鼻科基本手術は術者として執刀してもらえるように配慮します。場合によっては先に関連病院から研修をスタートし、4年の研修の間に、大学でレジデントを1年することも可能です。大学と関連病院を合わせて入局後4年間の研修を一区切りとし、5年目(卒後7年目)の夏に専門医試験を受験します。

本プログラムでは耳鼻咽喉科のあらゆる疾患をカバーしており、専門医試験までに十分な症例数を経験出来ます。詳細については研修目標あるいは京都大学・地域中核病院ネットワーク耳鼻咽喉科専門医育成プログラムを参照して下さい。


大学院で研究・学位取得、あるいは臨床に専念

入局後4年(卒後6年)の研修後は、大学院入学を勧めています。

大学院4年間のうち、少なくとも3年間は耳鼻咽喉科・頭頸部外科または基礎の研究室に出向の形で、基礎研究に専念出来るような環境を整えていますので、余裕を持って学位を取得できると思います。もちろん、臨床的な研究テーマを選び、手術を中心とした臨床を積極的に行いながら学位を取得することも可能です。

大学院進学を希望せず、臨床に専念したい方には、なるべく専門性の高い頭頸部腫瘍や中耳の手術を多数経験出来る関連病院に勤務してもらうよう配慮します。大学院卒業(または関連病院での勤務)後は、スタッフとして大学に残るか、留学するか、さらに関連病院での研鑽を積むかになります。

大学院を卒業し専門医を取得した後は、留学するかまたは関連病院で臨床を深めることになります。

このように京大耳鼻科では、なるべく入局者の希望に添えるような柔軟性のある卒後研修カリキュラムを考えており、一人でも多くの方に入局してもらえるよう願っております。出身大学は一切問いません。スーパーローテート終了後の入局希望者は早めに医局長()まで連絡を下さい。

1年目 スーパーローテート(1年目)
2年目 スーパーローテート(2年目) 11ヶ月間耳鼻咽喉科ほかを選択
3年目 レジデント
(医員)
関連病院 大学院
4年目 関連病院
5年目
6年目 レジデント
(医員)
7年目 専門医標榜 大学院または関連病院 レジデント
(医員)
耳鼻咽喉科
専門医試験
8年目 関連病院 留学
9年目
10年目
11年目以降 大学スタッフまたは留学または関連病院

お問い合わせ


医局長 

TEL 075-751-3346
FAX 075-751-7225
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