喉頭機能外科 : IV 発声障害検査診断法実験11 無反射管の較正
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チューブ開口部よりパルスを出し, その反射波の減衰度を測定した (松下電器, 音響研究所, 後藤敏幸部長の協力による). その結果, 反射波の減衰は1/14すなわち 23dB であった.
図74に示す如く無反射管の開放端にスピーカを密着, スイープ発振器を用い, 各周波数を連続的に発振, 開放瑞より 30cm においたマイクロホンの出力レベルをレベルレコーダーに記録, 周波数の凾数として表わした. 図75, 76, 77は各々チューブ他端の閉鎖, 開放, ガラス繊維楔挿入後のレスポンスである. 反射管での共鳴が極めて良く抑えられているのがわかる.
図78~82に正常人の音声波形, 図83, 84に病的声における波形を示す. いずれも口にチューブをくわえ, 歯の所まで入れ, なるべく声道断面とチューブがなめらかに移行する様指示する.
特に母音を指定しない neutral vowel 中性母音とか schwa といわれる母音を発声している. 口前音と比較すれば判る如く, 基本周波数, 同瞬時変動は, 口前音で分析するよりもこれら近似声門波で分析する方がはるかに容易であり, 具体的には Sondhi Tube の側壁に接着せしめたマイクロホンの出力の分析を行なう.
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