喉頭機能外科 : VI 喉頭の機能害外科 : 5 声帯緊張術
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女性で声が低すぎるとふけた印象をうける. 低すぎる女性の声は, 1) 蛋白同化ホルモン, 男性ホルモンの内服後, 2) その他ホルモン異常, 妊娠に関係して, 3) 前筋麻痺の症状として持続的に起こる. 前2者は声帯の厚み (mass) の増加が主因であり声帯を薄くする, 萎縮させれば良いのだが, ステロイドの局注を行なっても著効はなく目下非可逆性としてあきらめられている. 声を高くする他の方法は前筋機能を補強してやる以外にない. 両側前筋麻痺による低い音声では勿論, 機械的に前筋機能を補強してやれば良い事になる.
具体的手術法として2法が考えられる.
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