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気道狭窄レジストリー

国立研究開発法人日本医療研究開発機構
2018年度難治性疾患実用化研究事業

咽頭・喉頭・気管狭窄症診療ガイドライン作成を目指したエビデンス創出研究

咽頭・喉頭・気管狭窄症はその病態が明らかではない非常に稀な疾患です。そのため、一つ一つの病院での症例数も少なく、現状では治療内容も施設や医療者により異なり、確立された治療法はありません。患者様の中には長い間ご病気に苦しまれている方もおられます。

また、小児の気道狭窄は小児慢性特定疾病に、先天性気管狭窄症・先天性声門下狭窄症は指定難病となっていますが、その医療支援体制は十分とは言えません。そこで本研究班では、診療ガイドラインをつくるためのエビデンス(根拠)となるデータを集めるとともに、患者様の支援体制の充実を目指し、本研究を開始しました。

①全国疫学調査

全国の日本気管食道科学会認定研修施設、日本小児外科学会認定施設、日本呼吸器内視鏡学会認定施設および新生児専門医研修施設を対象に、過去5年間に治療した咽頭・喉頭・気管狭窄症患者様のデータを集積します。

②ビッグデータ解析

大規模医療データベースを用いて、咽頭・喉頭・気管狭窄症の原疾患、治療方法や予後などを調べます。

③患者レジストリ

全国の日本気管食道科学会認定研修施設、日本小児外科学会認定施設、日本呼吸器内視鏡学会認定施設、呼吸器外科学会認定施設および新生児専門医研修施設に協力をお願いして、今後治療する患者様のデータを前向きに集積します。

 

研究グループメンバー


研究代表者:大森孝一(京都大学教授)

研究分担者:金子公一(東邦大学客員教授)、川上浩司(京都大学教授)、岸本曜(京都大学助教)、平林秀樹(獨協学園獨協医科大学教授)、古川欣也(東京医科大学教授)、前田貢作(兵庫県立こども病院副院長)、守本倫子(国立成育医療研究センター診療部長)、山口泉(京都大学特定講師)

お問合せ先


岸本 曜

〒606-8507 京都府京都市左京区聖護院川原町54 京都大学大学院医学研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科
FAX 075-751-7225