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咽頭外来

当外来では主に咽頭の炎症性疾患の患者さんを対象としています(腫瘍の患者さんはがん診療部頭頸部癌ユニットおよび腫瘍外来で診療しています)。

習慣性扁桃炎

扁桃炎による高熱・咽頭痛を繰り返していてお困りの方に、口蓋扁桃 摘出術を行っています。一般的には1年に4回以上繰り返している場合は手術の適応とされています。

手術は全身麻酔で、約1週間程度入院が必要です。


扁桃病巣感染症

口蓋扁桃(扁桃腺)の免疫学的異常が原因で、他の臓器に別の病気が起きることがあり、これを扁桃病巣感染症といいます。

具体的にはIgA腎症や掌蹠膿胞症などが挙げられます。症状の出ている臓器の診療科(IgA腎症なら腎臓内科、掌蹠膿胞症なら皮膚科等)で診断を受け、手術治療を勧められた方に対して口蓋扁桃摘出術を行っています。


閉塞性睡眠時無呼吸症候群やいびき

口蓋扁桃(扁桃腺)や咽頭扁桃(アデノイド)が大きすぎて、咽の空気の通り道が狭い場合、いびきや睡眠時無呼吸の原因となることがあります。

睡眠中に咽がつまって息が止まると無意識のうちに覚醒するので、睡眠時間は長くても十分に眠れておらず、昼間にひどく眠くなります。

睡眠時無呼吸の原因は様々ですが、これらのうち口蓋扁桃や咽頭扁桃肥大が原因のものは手術(口蓋扁桃摘出術・咽頭扁桃切除術)で改善が見込まれます。


担当医師藤村